沖縄総合事務局は13日、那覇空港の第1滑走路と第2滑走路をつなぐ連絡誘導路の緑地帯で、複数の陥没や空洞が見つかったと発表した。緑地帯は誘導路の脇にあり、航空機が直接通る場所ではないため、総合事務局は「現時点で航空機の運航や乗客の安全に支障はない」としている。原因究明や対策を検討するため、専門家による技術検討委員会を設置し、15日に初会合を開く。

連絡誘導路の北側にある護岸横の緑地で発生した陥没=2020年8月、那覇空港(沖縄総合事務局提供)

 総合事務局によると、最初に陥没が確認されたのは工事中の2019年12月。その後も発生し、21年1月9日までに8カ所で陥没や地中の空洞化が確認された。その都度、埋め戻して応急復旧した。最初に発見された場所では、これまでに11回埋め戻しをした。

 20年5月に陥没場所の周辺を掘り返したところ、埋め立て材の流れ込みを防ぐため、石積護岸の隙間に敷設したポリエステル製の防砂シートに複数の穴や、破れやすくなった箇所があった。緑地の埋め立て材の海砂がシートの穴から護岸内に流れ込み、陥没や空洞化が発生したとみられる。シートが劣化した原因は不明。

 技術検討員会では陥没、空洞化の原因や、シートの劣化原因を議論し、今後の対策工法をまとめる。

 沖縄総合事務局は「検討委員会で議論してもらい、スピード感を持って対応したい」としている。