沖縄県の那覇商業高校2年の10人が模擬起業で独自ファッションブランド「Anela(アネラ)」を立ち上げ、13日からネット販売を始めた。感性を生かしてパーカやスエット、Tシャツなどをデザインするほか、宣伝のためSNSで商品をアピールし、校内でファッションショーも企画。発売初日に完売した商品もあり、生徒たちが真心を込めて注文先への発送作業などを行っている。

受注した洋服を郵送する那覇商業高校の生徒たち=13日、那覇市・同校

宣伝のため那覇商業高校内で開催したファッションショー(同校提供)

ネット通販のQRコード

受注した洋服を郵送する那覇商業高校の生徒たち=13日、那覇市・同校 宣伝のため那覇商業高校内で開催したファッションショー(同校提供) ネット通販のQRコード

 取り組みは全国の高校生がビジネスプランを競うNPO法人金融知力普及協会主催の「リアビズ 高校生模擬起業グランプリ」の一環。那覇商業は1次予選を突破し、協会出資の30万円で商品販売にこぎ着けた。

 販売を始めた13日は午後5時半時点で28人から50枚の受注があった。生徒たちは感謝のメッセージを書き、オーダーを確認しながら箱詰め作業を進めた。

 広報マーケティングを担当する金城風花さん(16)は洋服の仕入れに苦労した。中国から輸入予定だったが新型コロナウイルスの影響で納品が遅れる可能性があり「全員で約1カ月間、夜遅くまで話し合い、最終的に国際通りの洋服店と交渉して確保した」という。

 絵が得意な生徒がデザインを担当し「男女ともに着てもらえるように絵を格好よく、そしてかわいく見せられるように工夫した」。

 宣伝のため、SNSで影響力のある県内のインフルエンサーにモデルを依頼し、写真をインスタグラムやツイッターなどで発信している。6~8日には校内でファッションショーを開き、モデルとなった各学年の生徒たちがランウェイを歩いた。

 金城さんは「商品化できてとてもうれしい。完売したいし、ブランドをもっと知ってもらいたい」と笑顔だった。販売は今月末までで購入はQRコードからネットショップにアクセスできる。