[宮古島市長選 2021・1・17]
17日投開票の沖縄県宮古島市長選は14日から「三日攻防」に入る。新人で保守系無所属の前県議、座喜味一幸氏(71)=社民、社大、共産、立民推薦=と、保守系無所属で4選を目指す現職の下地敏彦氏(75)=自民、公明推薦=がそれぞれ支持を訴え、市内を走り回っている。
座喜味氏陣営では、これまでに屋良朝博衆院議員や伊波洋一、高良鉄美の両参院議員らが宮古島入りした。13日は、玉城デニー知事も応援に駆け付け、座喜味氏支援を訴えた。
下地氏陣営では、自民党の小野寺五典組織運動本部長が、6日の演説会に応援弁士として出席。また、衆院議員の西銘恒三郎、下地幹郎の両氏らも宮古島入りし、下地氏支援を訴えた。
13日、新人の座喜味氏は市内の商業施設前で演説。伊良部大橋や下地島空港など、これまでの県の事業が宮古島の発展に大きく貢献していると強調。「離島の思いをしっかり受け止めてくれる玉城知事と連携し、新たな宮古島を展開していきたい」と訴えた。
現職の下地氏は市内の企業前で行った演説で「コロナ禍で落ち込んだ経済を立て直し、市民の健康をどう守るのか。今、市は一生懸命取り組んでいる」と主張。「非常事態の今こそ政治の継続が必要。安定した行政で対応することが求められている」と訴えた。
市の選挙人名簿登録者数は、9日時点で4万4916人(男性2万2602人、女性2万2314人)。