大学入試センター試験に代わる初めての大学入学共通テストが16日に始まり、本格的な受験シーズンが幕を開けた。沖縄県内では琉球大や名桜大など12会場で実施。志願者数は第1、第2日程を合わせて5543人。

大学入学共通テストの問題用紙を配布する試験官=16日午前9時すぎ、西原町・琉球大学

 県内で最多3200人余が受験した琉大では、会場の入り口に消毒液を設置し、換気を行うなど対策。マスク着用を義務付けられた受験生らは、緊張した面持ちで次々と席に着いた。

 同大によると、校内に体調確認連絡室を設置し、発熱などの体調不良者がいれば、そこに誘導して琉大病院の看護師や医師が電話で問診するという独自の対策も取ったという。

 母の手作り弁当を持参した那覇高の伊良皆英斗さん(18)は「いつも通りの自分の力を出したい」と緊張気味。浦添高の比嘉幸花さん(18)は「県立看護大を目指している。悔いのないように頑張りたい」と、友人と一緒に試験会場に入った。

 嘉手納基地では米軍戦闘機の離着陸が確認されたが、試験への支障は確認されていない。第1日程の16日は地理歴史と公民、国語、外国語、17日は理科と数学を実施する。

 全国の志願者数は昨年より2万2454人少ない53万5245人。参加する国公私立の大学や専門職大・短大は866校。新型コロナウイルス感染拡大による一斉休校で学習遅れがある現役生を対象に、30、31日に第2日程を実施する。