「市民の選択を真摯(しんし)に受け止めたい」-。4選を阻まれた現職の下地敏彦さん(75)は宮古島市平良下里の選挙事務所で落ち着いた様子で語り、支持者らに頭を下げた。継続した政治での安定した行政運営が必要だと強調。自民党から小野寺五典組織運動本部長が来島し支援を訴えたが及ばず、下地さんは「安定を目指し選挙戦に臨んだが、市民は新たな形を選択した」と肩を落とした。

「真摯に受け止めたい」と敗戦の弁を述べる下地敏彦さん=17日午後10時50分ごろ、宮古島市平良下里の選挙事務所

 選挙事務所では支持者が待つ中、午後10時40分ごろ地元ケーブルテレビが「座喜味さん当確」を速報した。支持者らは悔しそうにテレビを見つめ「えー」「なんで」とどよめきが起こった。

 数分後にイメージカラーである青色のジャンパーを身に着けた下地さんが事務所に到着。4期目で「私の政策の総仕上げになる」と推進を目指した新庁舎を中心とした新都市計画は後任の方針に委ねることになった。

 下地さんは表情を変えることなく「混乱していた宮古島を12年間で非常に安定した形にしてきたと思う」と振り返った。座喜味さんには「未来に向かった新しい宮古島をつくっていただきたい」と言葉少なに話し、事務所を後にした。