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「コロナで病院機能の崩壊が目の前に」宮古島の沖縄県立病院が危機感

2021年1月20日 07:36

 【宮古島】県立宮古病院は19日、会見を開き「病床確保が逼迫(ひっぱく)し、病院機能の崩壊が近づいている」と危機感を訴えた。コロナ専用病床は36床あり、同日現在24人が入院している。重症者はいない。本永英治院長は「家族内感染による高齢者の入院が増えている。感染防止対策の徹底を」と呼び掛けた。

医療崩壊の危機感を訴える県立宮古病院の本永英治院長=19日、宮古島市

 入院患者のうち80歳以上が10人で、そのうち90歳以上が6人と高齢者が急増。高齢者は介助が必要なため、他の病棟から応援の看護師を派遣して対応しているという。

 同病院は看護師不足のため、18日から診療制限も始めた。予定していた手術の延期やリハビリ外来を中止するなど、影響が出ている。無症状・軽症者向けの宿泊療養施設23床のうち利用者は現在8人という。

 本永院長は、年末年始に親族で開いた会食で感染したり、感染者と同居している高齢者が感染したりする事例が多いと説明。「医療崩壊を防ぐためにも感染防止対策の徹底を求めたい」と話した。

 宮古島市も同日、会見を開いた。下地敏彦市長は「市内の感染状況は緊急事態と捉えている」と説明。県の緊急事態宣言を受け、市も対策本部を開き対応を協議するとした。

(写図説明)医療崩壊の危機感を訴える県立宮古病院の本永英治院長=19日、宮古島市

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