最高裁第3小法廷(林景一裁判長)は、兵庫県の淡路島で2015年に5人を刺殺したとして、殺人などの罪に問われた平野達彦被告(46)の上告を棄却する決定をした。20日付。死刑とした一審神戸地裁の裁判員裁判判決を破棄し、心神耗弱状態だったとして無期懲役を言い渡した二審大阪高裁判決が確定する。

 平野達彦被告(フェイスブックから)

 09年の裁判員制度開始以降、一審の死刑を破棄した二審判決が最高裁で確定するのは7件目。弁護側は心神喪失による無罪を主張していたが、決定は上告理由に当たらないとした。検察側は上告せず、死刑の可能性はなくなっていた。(共同通信)