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宮古島で医療の危機 ベッド数増やしてもすぐに埋まる状況に 高齢者施設ではクラスター

2021年1月24日 08:50

 沖縄県は23日、10歳未満から90代の男女計79人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。うち、宮古島市の感染者は12人で、入院調整中も含めて現在56人が感染している。高齢者施設で計11人のクラスター(感染者集団)も確認された。県の糸数公保健衛生統括監は同市について「これ以上拡大すると病床や宿泊療養施設が逼迫(ひっぱく)し、自宅での療養を選択せざるをえなくなる」と懸念を示した。

県の新型コロナ感染に関する判断指標と現状

県内感染者の居住別状況

県の新型コロナ感染に関する判断指標と現状 県内感染者の居住別状況

 同市の直近1週間の新規感染者数は49人で、人口10万人当たりに換算すると87・8人。県全体(46・67人)の約2倍で、全国最多の東京の69・84人を上回っている。県と国のクラスター対策班が派遣され対応している。

 高齢者施設のクラスターは県内で102例目。30~60代の職員3人と、70~90代の入所者8人の計11人で、18~21日の間に感染が分かった。感染経路は調査中。

 県立宮古病院のベッド数は36床まで増やす計画だが、感染増加ですぐに埋まる状況で、民間病院にも協力を求めている。

 宿泊療養施設は全体で30室あるが、部屋が空いても消毒作業などが必要なため、常時運用できるのは23室ほどだという。自宅で友人らと飲み会をして感染する事例もあるとして、県は注意を呼び掛けている。

 県内の累計感染者は6939人。県は感染確認の重複と疑陽性の患者の計2人を累計から取り下げた。

 在沖米軍関係者の新規感染者は嘉手納基地、キャンプ・キンザー、キャンプ・シュワブで各1人の計3人。累計890人になった。

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