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沖縄・宮古島市の病床逼迫 入院32人・宿泊施設で療養15人・入院調整22人

2021年1月25日 08:06

 沖縄県内で新型コロナウイルスの累計感染者数が7千人を超えるなど急速に拡大する中、宮古島市内でも感染が相次ぎ、医療現場の逼迫(ひっぱく)が深刻化している。24日は県外在住者を含め、14人の感染を確認。県立宮古病院に加えて民間病院でも受け入れが始まっており、このまま感染拡大が続けば病床数が不足し、自宅療養をせざるを得ない危機的な状況にある。

宮古島市役所

県内感染者の居住別状況

宮古島市役所 県内感染者の居住別状況

 24日時点の宮古島市内の療養者数は計69人。そのうち32人が入院し、宿泊施設療養中が15人。22人が入院調整中という。

 現在、県立宮古病院や民間病院が病床を増やして対応しており、県は看護師の応援を入れるため調整を急ぐ。宿泊療養施設も限られるため、病院側から県に「(病床が)かなり厳しい」との声が寄せられている。県の糸数公保健衛生統括監は「このまま感染拡大が続けば、自宅療養せざるを得ない状況になる」と警鐘を鳴らす。

 同市内では1月に入って計96人が感染しており、22日9人、23日12人、24日14人と減る兆しが見えない。同市内の直近1週間の人口10万人当たりの感染者数は91・4人で、県全体の2倍以上、全国最高値の東京をも上回る。高齢者施設では23日、計11人のクラスター(感染者集団)も確認された。

 増加の背景について、県はクラスターの発生、飲食・会食、家族内感染の三つが重なって感染者が出続けていると分析する。糸数統括監は「市内では、一人一人が『これ以上感染者を増やさない』と認識してもらい、飲酒の機会は控えてほしい」と呼び掛けている。

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