沖縄県東村高江の県道70号沿いで確認された「LZ17A」と書かれた立て札は、米軍がヘリ着陸帯(LZ)の位置を示す目的で設置したことが26日分かった。照会した沖縄防衛局によると、米軍は「LZ17A」は「既存の着陸帯」だとし、使用目的に関しては「運用に関することで答えられない」と回答した。地元からは「事実上の着陸帯の新設ではないか」と戸惑いの声が上がった。

県道70号沿いに設置された「LZ17A」の立て札=24日、東村高江

 立て札の背後は米軍北部訓練場で、ヘリが着陸可能な広場状の土地がある。米側が2012年に公表したオスプレイの沖縄配備時の環境レビューには着陸帯「LZ17」しか記載されず、LZ17とこの「LZ17A」は数百メートル離れている。

 米軍の説明について防衛局は「米軍側が北部訓練場の過半返還前から存在するヘリパッドと回答している。訓練場内でもあり、使用を制限できるものではない」との認識を示した。

 東村の當山全伸村長は「水源地にも近い。ヘリパッドとして使われるのであれば、議会と調整した上で不使用を申し入れたい」と警戒を強めた。「ヘリパッドいらない住民の会」の安次嶺現達さん(62)は「これ以上ヘリパッドを増やすつもりなのか。県道のすぐそばで危険だし、さらに生活が脅かされる」と憤った。