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34人感染の宮古島市が「緊急事態宣言」 10小中学校で感染 介護施設でクラスター 

2021年1月27日 07:27

 沖縄県は26日、県内で新たに10歳未満~90代の男女計84人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。そのうち宮古島市の感染者が過去最多の34人で4割を占めた。同市の座喜味一幸市長は市役所で会見を開き、「事実上の市の緊急事態宣言」として、市民の島外への移動や観光客の来島、帰省の自粛など緊急の感染防止策を呼び掛けた。

記者会見する宮古島市の座喜味一幸市長=26日、同市役所

宮古島市の感染状況

宮古島市から市民への協力願い

県の新型コロナ感染に関する判断指標と現状

記者会見する宮古島市の座喜味一幸市長=26日、同市役所 宮古島市の感染状況 宮古島市から市民への協力願い 県の新型コロナ感染に関する判断指標と現状

 市は同日、無症状・軽症者向けの宿泊療養施設の拡充を県に要請した。近日中に80室を確保できる見通し。市によると、市内の介護施設で職員や入居者を含む20人以上のクラスター(感染者集団)が発生しているほか、市内の小中学校10校で児童生徒が感染し、学級閉鎖や学年閉鎖などの対応を取っている。

 今後の対応で原則2月7日まで市の公共施設の休館や使用中止を決めた。休校措置は取らないが、学校の部活動やスポーツ少年団などの活動は停止する。

 市民に対し、生活に必要な買い物以外の不要不急の外出自粛、人と接触する場合のマスク着用、3密を避けた行動、接触後の手指消毒など、感染対策を徹底するよう呼び掛けた。

 今後、飲食店に休業を要請し、宿泊施設や航空会社などにも人の移動を制限するための協力を要請する考えを示した。

 座喜味市長は「これまでの不要不急の移動という表現を超えた強い思いで(移動の)自粛をお願いしたい」と強調。医療危機を克服することが最も重要とし「市民の行動を制限することになるがぜひ協力してほしい」と危機感をあらわにした。

 県の直近1週間(19~25日)の10万人当たりの新規感染者数は40・50人で全国4番目の多さとなり、全国平均26・88人を上回った。大城玲子保健医療部長は1週間たった県独自の緊急事態宣言の効果について「なかなか効果というまでは難しい」との認識を示した。

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