沖縄県が26日発表した2020年(1~12月)の入域観光客数は、前年比63・2%(642万7300人)減の373万6600人となった。新型コロナウイルス感染拡大に伴う旅行の自粛などにより、これまで最も減少幅が大きかった海洋博翌年の1976年の46・3%(72万1951人)減を超え、過去最大の落ち込みとなった。(9面に関連)

県内の入域観光客数の推移

 国内客が51・9%減の347万9700人。国や県の緊急事態宣言が出た4、5月、8、9月は特に落ち込んだ。

 外国客は91・2%減の25万6900人。1月下旬からクルーズ船の寄港キャンセルが相次ぎ、3月下旬には全航空路線が運休。4月以降はゼロが続いた。

 現在もコロナの第3波による影響が続いており、渡久地一浩文化観光スポーツ部長は「緊急事態宣言下で域内需要喚起策にもブレーキがかかり、大変厳しい状況だ」との認識を示した。

 一方、観光業界から要望が上がっている経営支援については「県庁の関係部局や国の協力も頂きながらできる限り応えていきたい」と述べるにとどめた。

 21年の見通しは「コロナの国内外の感染状況、『Go To トラベル』事業の実施状況などに大きく影響される」と説明。目標値については「21年度早々に公表したい」と述べた。

 県は同日、12月の入域観光客数も公表。コロナ感染再拡大の影響で前年同月比56・8%(42万8900人)減の32万6200人となり、12月としては過去最大の減少数となった。