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「自分も家族も自分で守らなければ」感染拡大の宮古島市 PCR検査に車列

2021年1月28日 07:31

 沖縄県宮古島市で新たに33人が新型コロナウイルスに感染した27日、県立宮古病院ではPCR検査を受けるための車列が病院の外まであふれ、市民からは「こんなに検査する人がいるのか」と不安の声が上がった。市は全ての市立幼稚園と小中学校の休校を決定。防災放送は市民に不要不急の外出自粛を呼び掛けた。感染拡大収束の見通しが立たず、島全体が重苦しい雰囲気に包まれた。

PCR検査を受けるために並ぶ車の列=27日、宮古島市・県立宮古病院(画像は加工しています)

 27日午前11時ごろ、同病院前を通り掛かった40代男性は検査待ちの車列の長さに驚いた様子。「こんなに検査をする人が多いのであればまだまだ感染者は出るだろう」と顔を曇らせた。

 不要不急の外出自粛要請に対し「買い物なども必要最低限にしている。いつ感染してもおかしくない状況で、家族も自分も自ら守るしかない」と力を込めた。

 「病床も物資も看護師も全て足りない」。県立宮古病院の担当者は2日連続で30人超の感染者発生に悲鳴を上げた。他の県立病院から看護師派遣の支援を受けるが、感染者急増に「高齢者も多く、十分に対応できていない。危機的状況だ」とさらなる支援を求めた。

 市の新型コロナ感染症電話相談室では市民からの問い合わせが増加。発熱などの症状を訴える声や、職場内での感染防止対策の相談も寄せられている。担当者は「電話回線と担当職員を増やし、相談体制を強化したい」と話した。

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