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施設で、病院で、教育機関でクラスター 入院必要な患者1日当たり200人超え

2021年1月28日 09:52

 沖縄県は27日、豊見城市内の高齢者施設、沖縄市内の精神科病院、うるま市内の教育機関の3カ所で新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)を確認したと発表した。高齢者施設は80~90代の利用者13人、精神科病院は認知症病棟に入院する60~80代の患者10人と職員6人の計16人、教育機関は20~30代の学生12人の感染が判明。重症化しやすい高齢世代に急速に波及している。入院が必要な中等症以上の患者は同日、初めて200人を超えた。

 県などによると、高齢者施設はデイサービスと入所施設がある。23~26日に判明した陽性者は全て利用者で、感染がどう持ち込まれて広がったかは分かっていない。県の糸数公保健衛生統括監は「まだ増えるかもしれない」と懸念した。

 精神科病院のクラスターは県内で初めてで、患者50人程度が入院する認知症病棟で起きた。病院は公式ホームページで15~26日に計16人の感染があったと報告。認知症病棟の職員と入院患者全員にPCR検査を実施し、16人以外は陰性だったが、今後も定期検査を行う。同病棟以外での感染は確認されず、外来受診などは通常通り続ける。

 県は、精神疾患のある患者に配慮したコロナ病床がある県立精和病院と連携して対応に当たるという。

 教育機関は17~26日に感染が判明した。糸数統括監は「3施設は感染経路がはっきり分からず、検温などもしていた。発症前に自覚なく感染を広げてしまうコロナの特徴が集団感染につながったと思う」と説明。仕事などでの高齢者との接触は少しでも自覚症状があればやめ、改めてマスク着用も徹底するよう求めた。 家族や親族と会うことについても「今はリスクになる。特に食事」とし「孫と会うのも今は少し我慢が必要な時期」と強調した。

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