静岡県伊東市の干物店で2012年、2人を殺害し、現金を奪ったとして強盗殺人罪に問われた元従業員肥田公明被告(68)の上告審判決で、最高裁第1小法廷は28日、被告の上告を棄却した。死刑とした一、二審判決が確定する。裁判官5人全員一致の結論。

 強盗殺人罪に問われた肥田公明被告の上告を棄却した最高裁第1小法廷=28日午後

 凶器などの物的証拠や直接の目撃証言はなく、被告は一貫して無罪を主張していた。深山卓也裁判長は判決理由で「種々の客観的証拠に基づき犯人と認めた一、二審の判断は相当だ」と述べた。

 量刑については「殺害態様は冷酷かつ残忍で、強固な殺意が認められる。何の落ち度もない2人の命を奪った結果は重大だ」と指摘した。(共同通信)