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消防や郵便局員も感染 宮古島、揺らぐ生活インフラ「これ以上増えると…」

2021年1月30日 06:13

 新型コロナウイルスの感染が広がる宮古島市では29日、消防本部や郵便局の職員の感染が確認され、市民の生活インフラに影響する可能性が出ている。玉城デニー知事から要請を受けた陸上自衛隊第15旅団は看護官5人を含めた15人を医療支援のため派遣。県も医師や看護師など医療従事者の派遣を決め、島の医療崩壊を防ぐ動きが本格化している。

宮古島に向かうため那覇空港に到着した陸自第15旅団の隊員ら=29日、那覇空港

■消防や救急に支障も

 市消防本部では29日までに来間克消防長を含めた職員5人が感染。濃厚接触者は8人に上り、計13人が治療や自宅待機を余儀なくされている。同日の緊急会議では職員の感染防止対策などを再確認した。

 同本部では出動隊員33人中2人が感染し、5人が濃厚接触者で自宅待機している。同本部によると、通常は日勤、夜勤、非番を回すには27人が必要だが、現在動けるのは26人。ただ、1日に最低9人出動できる隊員がいれば「なんとか回せる」という。

 担当者は「これ以上、感染者が増えれば消防や救急に支障が出てしまう」と危機感を隠さなかった。

■「要請に備えていた」

 那覇空港では29日午後4時すぎ、迷彩服姿の自衛官が到着した。知事の正式な派遣要請が出た午後4時半よりも早い行動に、自衛官の一人は「感染者が増える状況を踏まえ、要請に備えていた」と明かす。

 左腕に赤十字の腕章を着けた看護官らは両手に荷物を抱え、慌ただしく受付カウンターへ。出発ロビーでは第15後方支援隊の伊高賢隊長が「大事なことは二つ。一つは宮古の医療支援、もう一つは自らが感染しないこと」と激励した。

 15人は出発前の検査で陰性を確認。予定する2月13日までの派遣中は看護官が感染防止のため民間のホテルに滞在し、支援が必要な医療機関をサポートする。

 同日、防衛省で会見した岸信夫防衛相は「これまでの活動で得た経験を生かし感染拡大に迅速かつ的確に対処していく」と述べた。

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