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いつの間に…沖縄本島の漁港で半数以上が「釣り禁止」の理由

2021年2月1日 06:30

 釣り人のマナーの悪さから「釣り」や「立ち入り」を禁止する県内の漁港が増えている。本島内で県や市町村が管理する46漁港のうち「釣り」「立ち入り」の禁止を表示している漁港は少なくとも29カ所で半数以上ある。だが、禁止エリアなど具体的内容は曖昧で、漁協が管理自治体に無断で表示するなど恣意(しい)的な運用の漁港もあり、県が問題視している。(中部報道部・仲村時宇ラ)

今帰仁漁協が村に無断で漁港入り口に設置した立ち入り禁止の看板=今帰仁村・古宇利漁港

 釣り禁止が表示されている漁港は名護市、恩納村、うるま市糸満市などにある。県管理の漁港では14カ所のうち10カ所。

 本部町は昨年8月ごろ、新里漁港と浜崎漁港に「立ち入り禁止」の看板を設置した。以前から釣り人が残していくごみの問題があったことに加え、漁港内で干していた漁網に車両で乗り上げたり漁船に乗り込んで釣りをするなどの迷惑行為があり、漁業者から立ち入り禁止を求める声が上がったという。

 同町以外でも、航路に投げ込まれた仕掛けを巻き込んだ船の故障や、係留ロープに絡まった釣り針で漁業者が負傷するケースが発生。漁具の盗難などが原因で釣りが禁止となった漁港も多い。

 一方、経緯や根拠が不明なまま釣りが禁止になった事例も複数あった。地元漁協が管理者に無断で立ち入り禁止を表示していた漁港もある。

 県は、漁港は自治体が管理し、漁港漁場整備法などに基づき「明らかに漁業に支障がある場所での釣りは制限できる」と説明。一方で「漁港は公共施設であり一般利用者を排除できない。管理者に相談なく立ち入り禁止とするのは問題だ」としている。

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