玉城デニー知事が3月に任期を迎える富川盛武副知事(73)の後任に、県政策参与で建設大手照正組会長の照屋義実氏(73)を起用する方針を固めたことが1日、分かった。照屋氏は知事からの打診に応じる意向を示しているという。富川氏の任期は3月8日で、知事は県議会2月定例会へ人事案を提出する見通し。

照屋義実氏

宮城嗣吉氏

島袋善明氏

照屋義実氏 宮城嗣吉氏 島袋善明氏

 照屋氏は一貫して名護市辺野古の新基地建設に反対し、経済界の立場から知事を支える「オール沖縄」勢力の象徴的な存在。新体制で県政運営を安定させ、来年の知事選に向け足場を固める狙いがありそうだ。

 照屋氏はオール沖縄会議の共同代表と、知事後援会の顧問も務める。県商工会連合会長を歴任するなど経済界での幅広い活動に加え、次期衆院選沖縄4区の候補者選考などで中心的役割を果たし知事は手腕を高く評価している。

 富川氏は故翁長雄志前知事時代に経済政策のブレーンとして県政を支えた。安慶田光男氏の退任に伴い2017年3月、副知事に就任。次期沖縄振興計画の骨子案をまとめた。

 県は、4月1日付の部長人事で定年退職する渡久地一浩文化観光スポーツ部長(60)の後任に宮城嗣吉企画振興統括監(55)、上原国定土木建築部長(59)の後任に島袋善明土木整備統括監(57)、長嶺豊農林水産部長(60)の後任に屋宜宣由農業振興統括監(58)を昇格させる方向で調整している。