◆アルバム『旧約魔界聖書 第Ⅱ章』全曲解説

ーー『第Ⅰ章』に続き、間髪入れずに12月23日には、『旧約魔界聖書 第Ⅱ章』をリリースしました。このアルバムの収録曲に関しても解説をお願いします

〈M.1 Angel of Darkness〉
伊舎堂 罪人たちが闇に導かれる様をドラマティックに描いた曲。ボーカルとしては、堂々と歌うことを心がけました。聖飢魔IIのデーモン閣下を想像しながら、自分なりの「堂々」を表現しました。サビ部分は歌詞の重みをどうやって伝えるか考え、「アメリカ英語」と「イギリス英語」どちらのアクセントで歌うかで悩みました。結果的には「イギリス英語」で歌ってます。ぜひ聴いてみてください。

Damian Hamada’s Creatures 「Angel of Darkness」Music Video Sony Music Entertainment (Japan) Inc.

〈M.2  Deepest Red〉
伊舎堂 ダミアン浜田陛下の歌詞は、小説のように美しい表現で、ストーリー性があるというところが、魅力のひとつだと思います。「ワインのしぶき似た香り」、「澄んだチェロの音色」など、とても情緒があります。フランス文学のような比喩表現もとても素敵。この曲では、セピア色の中に際立つ「紅」が悪魔の世界感を際立ててます。「天使が最期にあげた叫び声は リングになり耳元で揺れている」という歌詞では、天使の叫び声が幾重にも渦巻き、イヤリングとなる絵がうかびました。ダミアン浜田陛下の僕である私も、この曲の主人公のように忠誠を誓いたいと歌いながら気持ちが深くなっていきました。

〈M.3 新月のメヌエット〉
伊舎堂 「鎮魂歌」。軽やかな三拍子で、心に闇を抱えた天使がルシファー(明けの明星を指すラテン語であり、光をもたらす者という意味をもつ悪魔 堕天使)に恋する様を歌いました。徐々に強くなる思いをギターの疾走感で盛り上げています。この歌に関しては、サビのフレーズにとても苦労しました。「帰らない翼 返らない時 孵らない想いよ」という三つの「かえる」の表現を工夫しました。帰ってこない翼、返ってこない時間、そして孵ることのない思い。歌詞の世界にどんどん吸い込まれていくような感覚で歌ってます。

〈M.4 女神と死神〉 
伊舎堂 「神が冒す罪は何より気高い 罪を背負った愛は何より儚く心を刻む」。天使、堕天使、悪魔、女神……。ダミアン浜田陛下の創造物(楽曲)に登場する者達には、それぞれ心があります。これが「聴くヘヴィメタル」ではなく「陶酔するヘヴィメタル」の理由のような気がします。曲冒頭のクワイヤ(合唱)部分をローズと一緒に何声も重ねて録りました。陰と陽、惹かれ合う対の神、全てはバランス。自分とは真逆の存在に惹かれてしまうのでしょうね。

〈M.5 魔皇女降臨~Birth of Death, Death of Birth〉
伊舎堂 「Damiatine Damiatine. Holy and evil Damiatine. Descent of Damiatine.Damiatine will wreak Birth of death.Death of birth.(魔皇女ダミアティーヌ 神聖で邪悪なるダミアティーヌ 魔皇女ダミアティーヌが降臨する ダミアティーヌは完全なる死をもたらし 新たな生命が誕生することはもうないだろう)」by ダミアン浜田陛下。インストゥルメンタルであり、インステゥルメンタルではない、催眠術のような摩訶不思議な曲です。

〈M.6 Which Do You Like?〉
伊舎堂 「選ばれし音楽(もの)は 神に愛され 悪魔にも愛される」。第Ⅰ章、第Ⅱ章を通してたどり着いた真理。そして輪廻する。サウンドはまさに陶酔するヘヴィメタル! ヘッドバンギングはここ一択DEATH!! シャウトで始まりシャウトで終わる。ギターソロの突き抜け感も最高! ライブで1番歌いたい曲です。