新型コロナウイルス禍などなくとも今は時代の転換期にある。こう意識する著者は、1990年代以降東北地方で聞き書きを始め、薄れゆく「戦争の記憶」を超えて「ムラの終焉(しゅうえん)」の記憶と関わらなければならないことに気づく。