「あの日、ぼくが約束をキャンセルしてしまったせいで、明香里(あかり)さんは通り魔事件に遭ってしまいました。ぼくのことを恨んでいるんじゃないかと、ずっと……ずっと……」  悦子(えつこ)を見つめながら、航平(こうへい)は今まで胸に抱き続けてきた不安を吐き出した。