那覇市の城間幹子市長は、市監査委員で元総務部長の久場健護氏(63)を副市長に充てる人事議案を、9日開会の市議会2月定例会中に提出する方針で最終調整していることが、5日分かった。昨年の11月定例会で提案し、廃案となった市議の平良識子氏(41)の起用案は断念する。

久場健護氏

 一部与党内からも反発があった平良氏起用は現状で困難と判断し、健康福祉部長、総務部長を歴任し行政手腕が評価される久場氏の起用で、議会の理解を得たい考えとみられる。昨年12月16日付で退任した久高将光前副市長の後任で、同氏の退任後は知念覚副市長の1人体制となっている。

 副市長人事を巡っては、平良氏起用の人事案が昨年11月定例会に提出されたが、当初の採決日に与野党・中立議員の退席者が多数を占め、その後に採決日延期の動議が賛成多数で可決された。

 最終本会議で採決予定だったが、次期市長選含みの人事案とにらんだ自民会派が廃案に向けて動き、調整の申し入れで休憩となったまま本会議は開かれず、審議未了の廃案となった。