那覇港管理組合議会の2日の一般質問で、副管理者の大城千栄美浦添副市長は、浦添市の浦添ふ頭地区のリゾート開発について、ラグジュアリーホテルを誘致することで富裕層を呼び込み「世界水準の観光リゾート地の形成を目指す」と説明した。一方、比嘉瑞己県議(共産党)は「見直しが必要ではないか」と指摘した。

西海岸開発が予定されるキャンプ・キンザー(中央奥)の沿岸海域(手前)。間にサンエー浦添西海岸パルコシティがある=2019年11月、浦添市西洲

 比嘉氏は、埋め立ては、米軍牧港補給地区(キャンプ・キンザー)の返還が決まる前に発案されたとし、「前提が大幅に変わった。貴重な自然を埋め立てず、返還跡地での検討も可能ではないか」と投げ掛けた。

 これに大城副市長は、返還跡地と海岸の間には道路があり、土地利用上分断されるため「海に親しむ観点から、跡地だけの開発では富裕層を獲得するホテル誘致は厳しい」と反論。浦添市の調査に回答した「将来、スーパーヨット(大型クルーザー)の受け入れもできれば魅力的」という企業の意見を紹介した。ただ、現時点で明確な需要推計はない。

 浦添ふ頭地区では、リゾート開発に向けた岸壁や商業施設用地などのほか、民港も計画され、形状案が議論されている。