新型コロナウイルス感染を広げないようにマスクの着用を徹底してもらおうと、那覇市の国際通り入り口のシーサーに7日、大型マスクが取り付けられた。近くで琉球染め織物専門店を営む「沖縄琉装苑」代表の石川真理さんが取り付けし「3回目の試みで、今回は食事中の対策徹底をPRした。今度こそ収束して、活気のある沖縄に戻ってほしい」と願いを込めた。
7日で終了予定だった県独自の緊急事態宣言は今月末まで延長。県内では飲食や会食を通し感染拡大するケースも確認されている。
石川さんは食事中の対策が重要だとして、口元を2枚重ねにしてのれんのように開く新作を考案、取り付けた。「マスクを着けたまま飲食できるよう工夫した。シーサーを見て食事の時も対策が重要だと思ってほしい」と期待した。
マスク姿のシーサーを写真に収めていた伊藤正人さん(39)は「家族に会うため久しぶりの来県。滞在中もマスク着用で対策を徹底したい」と話した。