国立劇場おきなわの組踊公演「孝行の巻」が1月30日、浦添市の同劇場で上演された。玉城朝薫「五番」の一つで、家族の生活を救うため、わが身を犠牲にする孝行心が奇跡を起こす物語。心情に訴える唱えのやりとりと悲哀を帯びた音楽が胸に響き、観客の心を打った。