「よみがえる正倉院宝物-再現模造にみる天平の技」展が9日から那覇市の沖縄県立博物館・美術館で始まる。聖武天皇ゆかりの正倉院(奈良県)に収蔵された1300年前の宝物を、人間国宝ら伝統技術保持者による熟練の技と最新科学技術を融合して往時の姿を再現。約70点が展示される。

「模造 螺鈿紫檀五絃琵琶(らでんしたんのごげんびわ)」に見入る内覧会参加者=8日、那覇市の県立博物館・美術館(金城健太撮影)

 主催は宮内庁正倉院事務所、沖縄タイムス社、沖縄美ら島財団、朝日新聞社、NHK沖縄放送局。

 8日の内覧会では、石垣島のヤコウガイが用いられた「模造 螺鈿紫檀五絃琵琶(らでんしたんのごげんびわ)」などが公開された。正倉院事務所の飯田剛彦課長は「螺鈿や染織など沖縄の文化に親しみのある品が展示されているので楽しんでほしい。文化財を保存していく大切さを県民の皆さんと共有したい」と来場を呼び掛けた。鑑賞した元県立芸大学長の宮城篤正さんは「大変な労力をかけて再現され、素晴らしい」と感想を話した。