沖縄県警組織犯罪対策課は10日、国の持続化給付金100万円の受給について虚偽申請し、妻の金融口座に振り込ませたとして、那覇市の自営業の男(33)を詐欺の疑いで逮捕した。同給付金を巡る詐欺事件で県内の逮捕者は12人目。県警は「捜査に支障がある」として認否を明らかにしていない。
逮捕容疑は昨年5月12~20日の間、すでに逮捕された税理士で行政書士の被告(51)、会社役員の被告(54)、その妻で自営業の被告(53)、容疑者の妻で自称事務員の女(36)ら4人と共謀し、申請書類の職業欄を虚偽記載するなどして、給付金を妻の口座に振り込ませた疑い。
県警は1月28日、持続化給付金を不正に申請し、だまし取ったとして妻を詐欺容疑で逮捕している。県警によると、容疑者は被告の税理士事務所に出入りしていたという。被告や容疑者らが、妻に申請を指南したとみて調べを進めている。