農業のIT化を進めるデザミス(東京都)が開発した牛の行動を観察する人工知能(AI)「U-motion(ユーモーション)」の利用が、県内の畜産農家の間で広がっている。昨年7月に導入したうるま農場(恩納村)では牛の発情を見逃す機会が減り出産率が15%向上した。デザミスには、新規依頼が相次ぎ、県内では現在約20農家が導入。畜産経営のIT化は、農家の負担軽減にも一役買っている。(政経部・又吉朝香)

 ユーモーションは、牛の首やしっぽにセンサーを装着するだけで、牛の歩数や食事、行動データを24時間365日記録する。データを蓄積し、牛の行動データ記録をパソコンで確認することができる。システムのレンタルは15頭当たりで月額2万5千円から。

 2016年からユーモーションを販売し、導入数は右肩上がりで推移。20年度までに全国で約10万頭の牛に導入された。...