[SACΟ25年 負担軽減の実態](1)

 読谷補助飛行場で実施されていたパラシュート降下訓練は、1996年の日米特別行動委員会(SACO)最終報告により、伊江島補助飛行場に移転された。読谷補助飛行場は狭く、住宅や農耕地に兵士が落下するなど33件の事故が発生。65年にはトレーラー落下による少女の圧死事故もあり、県や村が訓練の移転を求めていた経緯がある。にもかかわらず、移転後も、その後にできた「例外規定」を根拠に、周囲に住宅地が密集する嘉手納基地で訓練が14回実施されている。(政経部・大城大輔)

 同基地で訓練を実施できる例外規定は、SACO合意から11年後の2007年に日米合同委員会で合意された。「自然条件などの制約によって伊江島の使用が困難な例外的な場合、定期的でない、小規模の訓練は嘉手納基地を使用できる」とされる。

 このような合意に至ったのはなぜか。...