11日午後1時20分ごろ、沖縄県浦添市の伊祖トンネル付近の国道330号北向け車線で、ダンプカーが中央分離帯を越えて対向車線に進入し車計5台が絡む多重事故があり、計6人が救急搬送された。同じ乗用車に乗っていた2~3歳の男児1人と30代女性1人が心肺停止状態で搬送されたが、男児は午後2時21分、女性は午後2時37分に搬送先の病院で死亡が確認された。ダンプカーを運転していた60代の男性は意識不明の重体。

事故で大破した乗用車(手前)とトラック(奥)。この事故で速度違反自動取締装置(中央)が倒壊した=11日午後2時44分、浦添市伊祖

多重事故が発生した現場

事故で大破した乗用車(手前)とトラック(奥)。この事故で速度違反自動取締装置(中央)が倒壊した=11日午後2時44分、浦添市伊祖 多重事故が発生した現場

 署によると、その他に搬送されたのは、死亡した2人と同じ車内にいた女性、対向車線を走行していた車2台にそれぞれ乗っていた男性と女性。死亡した2人と同じ車内の女性は容体が不明で、残り男女2人は生命に別条はないという。

 浦添署によると、ダンプカーは国道330号を宜野湾市方面から那覇市方面に南下中、進行方向にいた乗用車にぶつかった後、対向車線に設置された門型の標識の柱に衝突した。北上していた乗用車と軽乗用車2台が標識の下敷きになったほか、2台の後ろを走行していた軽乗用車にもダンプカーが衝突した。

 同署などによると、ダンプカーは4輪タイプで重量10トン。事故当時、積み荷はなかった。ブレーキ痕はなかった。署が事故原因を詳しく調べている。

 同署は国道330号を伊祖トンネル付近から大平インターチェンジ付近までの約800メートルで全面通行止めにし、南下車線は午後5時45分に解除。北上車線は午後8時に解除した。