沖縄県の金城賢知事公室長は12日、県庁に在沖米海兵隊政務外交部長のニール・オーウェンズ大佐を呼び、海兵隊員が強制わいせつ容疑で逮捕された事件に抗議した。「県民に強い不安を与えるだけでなく、女性の人権をじゅうりんするものであり、断じて許せない」と批判した。オーウェンズ氏は「県民に与えた懸念を、真摯に受け止める」と述べ、謝罪した。

在沖米海兵隊員の強制わいせつ事件を受け、政務外交部長のオーウェンズ大佐(中央)に抗議する金城賢知事公室長(右)=12日、県庁

 金城氏は、「事件は悪質な犯行」と非難。午前0~5時の飲酒の原則禁止などを定める勤務時間外行動指針「リバティー制度」や、新型コロナウイルス対策の行動制限措置に違反していた可能性があるとして、「制度の実効性に疑念が生じている」と指摘。隊員教育の徹底や、一層の綱紀粛正、リバティー制度の運用実態検証などを要求した。

 オーウェンズ氏は「海兵隊員が規律に違反した場合は、その者に責任を問うことになる」としたが、被疑者が違反していたかどうかは言及しなかった。