感染した人が感じた差別や偏見
感染した人が感じた差別や偏見

「ばい菌扱い。誰も近寄らない」「仕事をキャンセルされた」 感染で差別が深刻に

2021年2月13日 11:10有料
社会・くらし

 仕事で、近所で、病院で-。アンケートを通じて、新型コロナウイルスの感染を経験した人々が、日常のあらゆる場面で差別や偏見を感じている様子が見えてきた。直接の言葉や行動だけでなく、視線や空気感に圧力を覚える人も。「誰も悪くない。全体でコロナに対する知識をあげること」。課題を指摘する当事者の声は重い。(アンケート結果はこちら

 「差別や偏見を経験したことがある」と答えた37人は全回答者104人の4割弱。だが、その経験の中身は幅広くかつ深刻だ。

 最も目立ったのが、人との距離感の変化。60代女性は「2カ月後に会う約束をしていたが、知人に『コロナにかかりたくないから、会いたくない』と言われた」とつづり、40代男性も「ばい菌扱い。誰も近寄らない」と打ち明ける。

 仕事における不利益も。30代女性は...

関連ニュース

沖縄の観光事業者への補助金 県が45件の不交付決定 事業実態が確認できず さらに増える可能性 2022年度の340事業者申請

廃業した飲食店を営業中と装ってコロナ協力金250万円をだまし取る 詐欺の疑いで夫婦を逮捕 沖縄・宜野湾署

自衛隊ハラスメント 被害救済取り組む団体が匿名アンケート HPで年内