プロ野球公式戦などの勝敗を賭けた野球賭博を手助けしたとして、賭博開帳図利ほう助などの罪に問われた男性被告(51)の判決公判が12日、那覇地裁であった。坂本辰仁裁判官は「犯行は反社会的勢力に準ずる立場の被告人の順法意識の低さの表れと言え、刑事責任は重い」とし、懲役2年6月(求刑懲役4年)を言い渡した。被告側は判決を不服として即日控訴した。

(資料写真)那覇地裁

 坂本裁判官は、被告が野球賭博を手助けしたことによる利益は受けていないとしつつも、資金不足で大きな賭場を開けないでいる舎弟にお金を供給する「流し元」を紹介したことの違法性は高いと判示。舎弟に暴力を振るったことの常習性も認定した。

 被告は石垣島を拠点に活動する「半グレ」と呼ばれる反社会的組織のリーダーで、昨年11月に八重山署を訪れ、石垣島からの撤退とグループ解散を宣誓している。