沖縄県立宜野湾高校で1月27日、地域の課題について調べ、自分なりの解決策を提案する「マイプロジェクト」の発表会があった。高校の学習指導要領に2022年度から盛り込まれた「総合的な探究の時間」の一環。與座秀哲教諭がコンサル会社のroku you(北中城村、下向依梨社長)と企画した。

紙芝居形式で発表する2年3組の生徒=1月27日、県立宜野湾高校

 参加したのは1、2年生で、グループごとにテーマを自由に設定した。関連する統計などを調べた上で、ボランティア団体や専門家を訪ねたり、校内にQRコードを掲示してアンケートを取ったりし、課題解決のヒントを探った。

 2年3組(翁長良尚担任)では計14グループが紙芝居やパワーポイント、オリジナルの動画などを発表した。

 お年寄りが活躍できる社会について考えた平良凜佳さんと、子どもの貧困を解決したいと考えた大城天海(あみ)さんペアは「世代を超えた交流」を提案した。地域の介護リハビリ施設などでアンケートをした結果、「子どもと交流したい」というお年寄りが多かったという。2人は「高齢者が子どもに伝統料理を振る舞うイベントなら、認知症予防にもなる」と発表。コロナの流行を踏まえ、オンラインで昔遊びを楽しむアイデアも提案した。

 野原百可(ももか)さん、国仲愛那さんペアは犬や猫の殺処分について考察。獣医師の宮城国太郎さんやNPO法人おきにゃあわんネットワークを訪ねてヒントを探り、ペットの終生飼育を訴えるポスターと4こま漫画を制作した。

 宮城梨々愛さん、桑江杏香さん、浜里若奈さんは、市大謝名のボランティアグループ「地域むすびくらぶ」(名嘉真美奈子代表)が運営する子ども食堂を訪ね、子どもの孤食について考えた。食料は寄付でまかなっていると知り、地域の支え合いが大切だと実感できたという。

 ともに部活生だという久手堅凌さんと玉那覇太介さんペアは、市特産の田芋を盛り上げようと「田芋入りプロテインバー」を試作。「その発想はすごい」と拍手を浴びていた。