沖縄県国頭村議会(金城利光議長)は19日の臨時会で、村内上空での米軍機飛行訓練に対する抗議決議と意見書の両案をいずれも全会一致で決議した。辺戸岬周辺などで相次いで確認されている米空軍MC130J特殊作戦機による低空飛行に抗議し、村内の民間地上空や、やんばる国立公園地上空での訓練の禁止などを求めた。あて先は首相や外相、防衛相、沖縄防衛局長ら。

辺土名漁港の上空を低空飛行する米軍機とみられる機体=16日午前11時17分、国頭村(提供)

 決議は集落上空の飛行訓練について「一歩間違えれば人命にかかわる大惨事が起こる可能性があり、いつ発生するか分からない事故に対し地域住民は大きな不安を持っている」と指摘。

 県議会などによる抗議決議後にも村内で低空飛行したことには「再三の抗議決議を無視しての強行であり、『住民をばかにしている』としか思えない米軍機の飛行訓練は断じて容認できない」と強く批判した。

 抗議決議と意見書はほかにも、やんばる国立公園の世界自然遺産登録の早期実現や、日米地位協定の抜本的見直しを要請した。金城議長や与儀一人副議長らが近く、沖縄防衛局などを訪れ、直接抗議する。