田中利則沖縄防衛局長(左端)に抗議決議を読み上げる照屋守之県議(右から2人目)と照屋大河県議(右端)=19日、嘉手納町・沖縄防衛局
「米軍の訓練は重要」と防衛局長 低空飛行への不安伝える県議会に 国の対応に超党派で疑念
田中利則沖縄防衛局長は19日、米軍機の低空飛行訓練に関連し「米軍が訓練をすることは重要」との認識をあらためて示した。低空飛行への抗議で防衛局を訪れた、県議会米軍基地関係特別委員会の照屋守之委員長と照屋大河副委員長に述べた。両氏は、1月の抗議後も訓練が繰り返されていると指摘。沖縄・自民所属で日米安全保障体制を認める立場の守之氏も「(国の)米軍への申し入れが、全然機能していない」と指摘するなど、実効性を伴わない対応に超党派で疑念を示した。
両氏は、県議会が全会一致で可決した低空飛行訓練の即時中止を求める意見書を手渡した。
米軍の飛行訓練を重要とする発言は、菅義偉首相が17日の衆院予算委で同様に答弁し、玉城デニー知事は県民が抱えている不安との乖離(かいり)を疑問視していた。
田中氏は、訓練は「前提として地域住民の生活への影響が最小限にすることが当然だ」とも述べ、運用の工夫を求めるとした。
守之氏は県議会の決議が、場所を限定せず一切の低空飛行訓練をしないよう要求しており、1月の決議より踏み込んでいると強調。...
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