沖縄県伊是名村産の養殖アーサの収穫が最盛期を迎えている。近年は県外でも知名度がある人気食材で、伊是名漁協でも昨年からパック詰めの「乾燥アーサ」を県外に出荷している。

アーサ商品の出荷に向けて作業する漁協職員ら=伊是名村・伊是名漁協工場

 収穫された養殖アーサは漁協の工場で丁寧に選別、加工され、製品になる。製品は「真空パック生アーサ」「乾燥アーサ」の2種類あり、従来は島内消費が主だったが、昨年から県外企業と乾燥アーサの取引が始まったため、職員が出荷作業に追われていた。

 村のアーサ養殖は2011年度から始まった。伊是名漁協と伊是名集落が国や県、村の補助を受けて漁業権免許取得やアーサ養殖に必要な備品購入などの基盤を整備してきた。先進地視察や県普及員の指導を通し、試行錯誤しながら養殖技術を身に付けてきた。

 伊是名漁協の仲田吉光組合長は「付加価値を高めるために乾燥アーサのパック詰めを商品化することができた。安定生産と商品の安定供給に取り組む体制を強化したい」と話した。(比嘉靖通信員)