沖縄県の南城市は市役所隣に整備した約2千台駐車可能な「市公共駐車場(観光振興拠点施設)」の運用を3月1日から開始する。通常1日100円で貸し出すほか、イベントスペースや大規模災害時の避難場所としての使用を想定。施設は5万6千平方メートルあり、市は「観光振興や災害時対応、さらにパークアンドライドの促進など交通手段の選択肢も広がる」とPRする。

3月1日から運用が開始される約2千台駐車可能な南城市公共駐車場(観光振興拠点施設)=南城市佐敷(同市提供)

 市によると、大規模駐車場を含む多目的な使い方を想定した施設整備は県内自治体で初めて。これまでも敷地内ではフードフェスタや熱気球イベントなど、市などによる企画が定期的に催されてきた。

 3月から、イベント時は区画使用料としてスペースに応じて利用料を徴収する。また「ダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメント」「尚巴志ハーフマラソン」など、毎年、県内外から多くの人が市内に集まる大会時の臨時駐車場としても活用していく。

 通常は駐車場機能をメインとし、市役所を拠点とする市内線「Nバス」を併用したパークアンドライドの利用促進も期待される。

 駐車場の精算は最新機器で対応。カメラによるナンバー読み取り機で時間を記録するため、入庫時に運転手は通過するだけで、出庫時に車両ナンバーを精算機に打ち込んで支払う。ミスを防ぐため、精算機の画面モニターには参照用として自身の車両画像が映し出される。

 市によると2016年に着工。総事業費約17億4800万円のうち約80%を一括交付金で賄なった。瑞慶覧長敏市長は「平時や災害時、あらゆる場面で市民の役に立つ施設。運用開始後、さらに多彩な活用アイデアが出てくることを期待する」と語った。問い合わせは市観光商工課、電話098(917)5387。