【東京】東京都あきる野市内の都立小峰公園に関するニュースレター「小峰だより」2月号で、在日米軍横田基地の米軍機の低空飛行を容認していると誤解を招く記事があったことが24日、分かった。同公園を管理する都公園協会は不適切だったとして24日までに公的機関に配布したニュースレターを回収・廃棄するよう要請した。市民から同市へ寄せられる低空飛行を含む米軍機への苦情などは増加傾向にある。

小峰公園のホームページに掲示されている文書

 都公園協会は22日付でホームページに問題の概要を発表。「日ごろ騒音問題等に心を痛めていらっしゃる地域の皆様にご不快な思いをお掛けしたことを深くお詫び申し上げます」と謝罪した。今後は記事の内容や表現についてチェック体制を強化し対応するという。

 ニュースレターは「スタッフおすすめの風景」などと題し、公園から約10キロ離れた横田基地を拠点とする空軍C130輸送機について「有視界低空飛行訓練の一環として飛来」「送電鉄塔群をかわし旋回する飛行はエアーショーを彷彿(ほうふつ)」などと記載していた。

 しかし、市民から「米軍機の騒音で悩んでいる人もいる」などと苦情が寄せられ、あきる野市も米軍機の訓練飛行に批判的な意見もあるとし「配慮していただけるとありがたい」と申し入れる事態に。同協会は内容を改めて確認し、廃棄・回収の決断に至った。

 米軍機の飛行を巡っては、あきる野市は市民からの連絡を受けて件数を記録。10年度までは1桁だったが11年度からは2桁になるなど増加傾向が進み、本年度は2月15日時点で183件となっている。

 市は米軍機の低空飛行について正確な調査はしていないが2019年の市議会で市側は「米軍機の低空飛行が増えている印象を持っている」と答弁している。