岩手県の第三セクター三陸鉄道が東日本大震災の被害に遭ってから復興するまでを描いた絵本「リアスのうみべ さんてつがゆく」を同県在住の女性2人が制作、出版した。震災5日後の一部運転再開で住民を勇気づけ、沿線の町に希望をもたらした姿を表現している。

 絵本「リアスのうみべ さんてつがゆく」(岩崎書店提供)

 久慈市の宇部京子さんが文章をまとめ、盛岡市のさいとうゆきこさんが絵を担当。宇部さんの実家では震災直後、ライフラインが断たれ、ガソリン不足で車の往来が途絶えた。そんな状況下の2011年3月16日、三鉄は陸中野田―久慈間で運転を再開。宇部さんは「絶望の中、三鉄が走る姿に元気をもらった感動を伝えたかった」と話す。(共同通信)