【モスクワ共同】アルメニア軍の参謀本部は25日、パシニャン首相の退陣と内閣総辞職を要求する声明を発表した。首相は直ちに「軍事クーデターの試みだ」と非難し参謀本部のガスパリャン総長を解任、政府は「事態を掌握している」と強調した。

 首都エレバンで支持者に訴えかけるアルメニアのパシニャン首相=25日(タス=共同)

 パシニャン首相は首都エレバンの政府庁舎前に集まった支持者らに対し「軍は国民と首相の統制下にある」と明言。参謀本部の声明については「感情的だ」と批判した。

 首相と軍が対立する背景には、昨年秋の係争地ナゴルノカラバフを巡る隣国アゼルバイジャンとの軍事衝突で、アルメニアが事実上敗北したことへの軍の不満がある。(共同通信)