3月8日は「国際女性デー」。男性中心の社会に一石を投じ、女性をはじめ誰もが生きやすい社会を目指そうと、各メディアは毎年のようにキャンペーンを展開する。一方、そんなメディアもまだまだ男性中心の業界だ。新聞労連によると2019年4月1日現在、全国38新聞社の女性従業員の割合は19・9%で、女性管理職の割合は7・7%にとどまる。役員となると38社319人中、女性は10人だ。沖縄タイムス社は2月16日現在、女性社員の割合22・8%、うち管理職13・3%。多様性を重んじる社会の実現には何が必要なのか。沖縄タイムス編集局の女性管理職8人が、さまざまな分野で活躍する女性たちを訪ねた。

NPO法人保育すけっと代表・糸数未希さん

 子育て世帯を支援するNPO、児童養護施設などを巣立った若者たちの進学や資格取得を奨学金でサポートするNPO法人。それぞれの団体の代表を務める糸数未希さん(48)に、仲間たちと手を携え取り組んできた活動への思いを聞きました。

糸数未希さん

 ────社会的活動の始まりは、2002年に発足した子育て支援の有償ボランティア団体「保育すけっとinナハ」からですね。

 「沖縄県と那覇市などが開いた保育サービス講習会を受講したのがきっかけです。勧められ、修了生で自主活動グループをつくることに。当時は娘を妊娠中でしたが、みんなで話し合い、前へ進めるのが楽しかった。『すけっと』の実績が認められてその後、那覇市ファミリーサポートセンターが発足しました。今は両組織が連携して活動中。『すけっと』は講習会といった場での集団保育などを担っています」

 ────「すけっと」やファミサポは、子育て世帯にとって心強い存在。育児中の女性の行動範囲を広げ、精神的な支えにもなっています。

 「活動経験の中で大事にしていたのは、お母さんたちのリフレッシュ。美容室に行きたい、夫婦でデートしたい、などの理由でも喜んでお預かりしました。世間的には、母親は育児をしている間、これらのことは我慢しないと、という風潮があります。外で働く父親はお付き合いも気兼ねせずにできる。母親も自分を大事にする時間が必要です」