栃木県足利市の両崖山(251m)一帯で起きた山林火災は28日、発生から1週間を迎えた。ヘリコプターによる消火活動は急拡大する延焼のスピードに散水が追い付かずに長期化。季節特有の乾燥と強風という気象条件が被害悪化に拍車を掛けた。火の勢いは収まりつつあるが、住民の不安は消えていない。

 栃木県足利市の山林火災で発生した煙を見つめる人々=27日午後

 自衛隊のヘリコプターによる消火活動が続く山林火災の現場=27日午後2時49分、群馬県桐生市(共同通信社ヘリから)

 栃木県足利市の山林火災で発生した煙を見つめる人々=27日午後  自衛隊のヘリコプターによる消火活動が続く山林火災の現場=27日午後2時49分、群馬県桐生市(共同通信社ヘリから)

 「山林火災の消火は延焼速度と水量の戦い。悪条件が重なると信じられない速さで広がっていく」。消防庁特殊災害室の三浦宏室長の懸念が当てはまったのが、今回のケースだった。

 火災は21日午後3時半ごろ分かったが、現場は高所かつ急斜面に囲まれており、消防車両での消火活動はできなかった。(共同通信)