2日午前8時50分ごろ、沖縄県石垣島北方約330キロメートル沖の東シナ海公海上で、10人が乗船していたとみられる中国籍の漁船「SHEN LIAN CHENG707」(105トン)が転覆した。海上保安庁が漁船からの遭難警報を受信した。

(上)転覆した漁船付近で漂流する人たち

(下)転覆した中国国籍の漁船(第11管区海上保安本部提供)

転覆船が発見された地点

(上)転覆した漁船付近で漂流する人たち (下)転覆した中国国籍の漁船(第11管区海上保安本部提供) 転覆船が発見された地点

 第11管区海上保安本部によると同日午後2時すぎ、中国当局から「付近の中国漁船が漂流者5人を救助した。残り5人が行方不明」との連絡が入った。午後9時現在、5人は行方不明のまま、11管区の航空機と巡視船、付近の中国漁船による捜索が続いている。

 11管区によると、遭難警報の受信から約30分後の午前9時20分すぎ、同管区所属の航空機が上空から転覆した漁船を発見し、その近くでブイにしがみつき漂流している8人を確認した。

 その後、中国当局から5人を救助したとの連絡があり、当初確認できていた漂流者3人の行方が分からなくなった。

 2日午前10時の現場海域は雨で、風速15メートル、うねり3メートルとしけた状態だった。

 転覆現場は「日中地理的中間線」から、やや日本側に入った公海上。漁船がいつどこを出発し、どのような漁をしていたかは分かっていない。11管区から巡視船4隻、航空機2機が現場へ急行した。

(写図説明)(上)転覆した漁船付近で漂流する人たち

(写図説明)(下)転覆した中国国籍の漁船(第11管区海上保安本部提供)

(写図説明)転覆船が発見された地点