インターネットでの音声コンテンツの配信は、ラジオ局などが運営する音声メディア、スマホアプリなどで一般の人でも配信できる音声プラットフォーム、音楽配信などに大別できる。いずれもリスナー数は伸びており、国内の音声配信の広告市場は2025年には420億円まで拡大するとの予測もある。1月下旬には音声を使った会員制交流サイト(SNS)の「クラブハウス(clubhouse)」の日本進出も話題となり、市場は活気づいている。(編集局・照屋剛志)

デジタル音声広告の市場規模予測


 ネットでの音声配信サービスは、民放ラジオ99局などが聞ける音声メディアの「ラジコ(radiko)」が先駆け。2010年の設立から聴取者を増やしてきたが、コロナ禍で増える在宅者の需要を取り込み、1カ月間の聴取者数は900万人に増えた。
 音声メディアは、ジャパンエフエムネットワークが運営する「オーディー(AuDee)」、NHKの「らじる★らじる」などもある。
 スマートスピーカーやワイヤレスイヤホンの開発、普及も進み、家の中や移動中でも簡単に聞けるようになったことも、音声配信の利用拡大を後押ししている。
 音声コンテンツ作りは、顔を出す必要がなく、動画に比べて編集作業の負担が少ないというメリットがある。気軽に始められるため、コンテンツが増え、音声プラットフォームの市場も拡大している。
 芸能人やスポーツ選手も忙しい本業の合間を縫って情報を発信。一般の人たちもロードバイクなどの趣味を語ったり、ギターの腕前を披露したりしている。
 16年にサービスを始めた「ボイシー」は、20年の1カ月当たりの聴取者数が前年比4倍にまで伸びた。担当者は「スマホなどの技術の進歩とコロナによる社会的影響で急激に増えている」と説明した。
 昨年9月には人気パーソナリティーが作る有料コンテンツも配信。パーソナリティーが、「声で稼ぐ」仕組みとなっており、さらなる市場拡大が見込まれている。

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