沖縄戦跡国定公園内の「魂魄の塔」近くで鉱山開発を計画している業者代表の男性が3日、本紙取材に答えた。沖縄戦遺骨収集ボランティア「ガマフヤー」代表の具志堅隆松さんが同日、開発中止を求める陳情を県議会に出したことに対し「採掘するのは表土の下にある石灰石。遺骨が見つかった表土は元に戻すので埋め立てに使われることは絶対にない」と強調した。一問一答は次の通り。

「遺骨が混ざった土砂が埋め立てに使われることは絶対にない」と話す業者の代表=3日、那覇市内

糸満市の採掘計画現場

「遺骨が混ざった土砂が埋め立てに使われることは絶対にない」と話す業者の代表=3日、那覇市内 糸満市の採掘計画現場

 -陳情が出され、開発事業の中止を求める声が高まっている。

 「事業の中身を把握した上で反対しているのか問いたい。このままでは県民に誤解を与え、同業者にも影響を与える」

 -開発予定地の現状は。

 「昨年10月末に糸満市へ伐採の申請をした後、磁気探査と測量などを実施した。市と県に遺骨はないと確認した上で伐採したが、その後に遺骨が見つかり、収集作業に入ってもらっている。当然、まだ採掘していない」

 -事業計画は。

 「採掘面積は約5500平方メートル。遺骨が見つかっているのは表土の部分で、その下に広がる約27・5万立方メートルの琉球石灰石を採掘して販売する。石灰石の層に遺骨はないと断言できる」

 -表土の扱いは。

 「敷地内で保管する。事業後の埋め戻しに使う土で商品にならない。厚さは南側の丘の部分が10~30センチで、平地は50~120センチ。全部で約2千~3千立方メートルある。最終的には桜を植樹して、元よりきれいな景観に戻し、人々が集まる場所にしたい」