文筆家の故池田晶子さんの業績を記念した第14回「(池田晶子記念)わたくし、つまりNobody賞」(NPO法人わたくし、つまりNobody主催)に琉球大学教授の上間陽子さん(48)が選ばれた。表彰式は5月12日に東京都内で行われる。

上間陽子さん

 貧困や暴力の中の若い女性たちや米軍機の爆音下の人々の「聞かれることのない声」に耳を傾けた文章が「他者という計り知れない存在をどう理解したらよいのかという、答えのない問いについて、私たちを切実な思索の世界に誘います」などと評価された。

 上間さんは「沖縄で戦い続けたみんなでもらった賞だと思う」と喜び「辺野古への遺骨の混じった土砂投入を止めようとして座り込んでいる人たちがいることを片時も忘れていません。状況を変えるため、自分の持ち場で歩みを止めずにいきたい」と話した。

 上間さんは1972年沖縄県生まれ。著書に「裸足で逃げる 沖縄の夜の街の少女たち」、「海をあげる」などがある。