千葉県館山市で海中観光船を運航している日東商船(東京、西田富士雄代表)が7月にも沖縄県大宜味村の塩屋漁港と鹿児島県の与論島(与論港)、沖永良部島(知名漁港)を結ぶ小型高速旅客船「ふじ」を定期就航させることが6日までに分かった。1日2往復し、塩屋漁港から与論港まで1時間半、知名港までは2時間半で結ぶ。

大宜味村塩屋漁港と与論島、沖永良部島を結ぶ航路

 高速船は19トンで定員60人。今年2月に沖縄総合事務局が一般旅客定期航路事業として認可した。片道運賃は与論島~沖縄本島間が3500円、沖永良部島~沖縄本島間が4500円を予定している。

 与論島出身の西田代表は「従来の定期航路や航空便ではできない部分を解決したかった」と説明。鹿児島の2島から沖縄本島の病院や商業施設などに行く人が日帰り可能になることで負担が減るほか、路線や便数が多い那覇空港を使えることで県外との交通アクセスの向上を図る。

 塩屋漁港を寄港地にした理由は航路の短縮と、市街地や本島中南部への距離のバランスを考えたという。西田代表は「沖縄の観光にも貢献できるのではないか。共存共栄を目指したい」と話した。

 1便は沖永良部島を午前6時に出て塩屋漁港へ午前8時半に着き、塩屋漁港を午前9時に出て午前11時半に沖永良部島に着く。2便は沖永良部島を午後3時に出て塩屋漁港へ午後5時半に着き、塩屋漁港を午後6時に出て午後8時半へ沖永良部島に着く。いずれも与論島を経由する。