沖縄県議会総務企画委員会(又吉清義委員長)は8日、任期満了で退任した富川盛武氏(73)の後任の副知事に、県政策参与でてるまさグループ代表の照屋義実氏(73)を起用する人事案に賛成多数で同意した。会派おきなわを含む与党7人が賛成、沖縄・自民の4人が反対、無所属の会の1人が退席した。10日の本会議で可決される見通し。

照屋義実氏

 自民の島尻忠明氏らは、照屋氏が2014年の全国紙のインタビューで「ここ10年ほどは米軍や防衛省関連の工事には手を上げてさえいない」と答えながら、実際はその間に沖縄防衛局の発注工事5件で入札に参加したと指摘した。

 池田竹州総務部長は5日に照屋氏から事実を確認したと報告。「応札の事実はあるが、受注を意図したものではなく、電子入札制度に早く慣れるために先行実施している沖縄防衛局の入札に試行的に参加した」と聞き取りの内容を明かした。

 「虚偽ではないか」という質問に、池田総務部長は「担当セクションが入札に参加したもので、(照屋氏本人は)把握していなかった。虚偽には当たらず、問題はないと判断している」と答えた。

 池田総務部長によると、謝花喜一郎副知事が知事公室、企画部、土木建築部、子ども生活福祉部、保健医療部など、照屋氏が総務部、環境部、農林水産部、商工労働部、文化観光スポーツ部などを担当する方向で調整しているという。