帝国データバンク沖縄支店が9日発表した2020年の県内社長の平均年齢は、前年比0・2歳上昇し59・3歳となった。1990年の調査開始以来最も高く、90年と比べた上昇幅は7・8歳と、全国3番目に大きかった。高齢化の一方で、社長交代が進んでいない現状があらためて浮かび上がった。

(資料写真)那覇の市街地

 同支店の調査では、県内企業の後継者不在率は2020年時点で81・2%と、4年連続で全国1位となっている。同支店は「事業承継への備えが追い付いていない現状もうかがえる」としている。

 社長の平均年齢は1990年の51・5歳から年々上昇。ただ、20年の59・3歳は全国で4番目に若い。同支店は創業企業の比率が高いことが要因と分析している。

 年代別の割合を見ると「60代」が最多の32・6%を占め、次いで「50代」が28・0%と続いた。

 業歴別の平均年齢は「30~50年未満」が62・7歳、「50~100年未満」が61・6歳とそれぞれ60歳を超えた。同支店は「老舗クラスの企業で社長の高齢化が顕著に進んでいる」と分析。「企業の将来性を担保する観点からも、早めの後継者選定、育成に取り組むことの重要性が増している」と指摘した。